2024年に入り、右肩上がりで上昇し、5200ポイント以上上昇しましたが、4月に入り、下落が続き、一時期5000ポイントを切ることもありました。
NISAでもS&P500を設定している人も多く、新NISAから資産運用を始めた人の多くは、高値づかみしている可能性があります。
人気の高いS&P500を購入しましたが、値下がりしていて、怖いです…
このままだと不安だから売却して、違うインデックスファンドにした方がいい?
こんな疑問にお答えします!
S&P500はどこまで下がる?
2024年のS&P500は4900ポイントは下回らないと予想されています。現状、S&P500は4月に入り、大幅な下落をしていますが、月末には底打ちをし、回復傾向にあります。
【参考】【米国株】S&P500の2024年末のターゲットは5,200ポイント、年前半に調整あれば買いの好機か │マネクリ
すぐに結論を知りたい!
\NISA暴落にどう備える?/
【たむの資産運用関連速報:2024年5月4日】
米国の雇用統計が発表され、2024年4月の雇用統計は予想を下回りました。平均賃金の伸びが鈍化し、失業率も3.9%と0.1%上昇したことで、マーケットは「米国が年内に2回の利下げを行う」という観測が強まりました。その結果、対ドル円が円高に触れており、1ドル150円台前半を推移しています。
【参考】NY外為市場=ドル/円3週間ぶり安値、米雇用統計受け年内2回利下げ観測
【参考】米雇用者数、6カ月ぶりの小幅な伸び-失業率は予想外に上昇
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目次
S&P500が暗示する今後の将来性とリスク
S&P500の将来的な動向について、さまざまな角度から探ります。
2024年に入り、S&P500がどんどん値上がりしたと思ったら、急激な下落に見舞われ、不安になっている方も少なくありません。
S&P500の歴史的な下落と回復、企業業績との相関性、ネット証券会社の見解と予測をご紹介します。
S&P500の下落と回復の歴史
S&P500は過去にも大きな下落を経験していますが、その後、必ず回復してきました。
経済の周期性と市場参加者の心理が大きく影響していることから、これらの下落はしばしば発生します。
実際に、過去の大きな下落時には以下のような状況が見られました。
これらの事例からも分かる通り、S&P500は米国経済の主要500社で構成されているため、アメリカ経済や世界情勢、政治リスクにより、影響を受けます。
また、市場は常に将来の成長を見込んで動いているため、長期的には回復していく傾向にあります。
直近では、AI関連会社が存在感を示しており、数年前まで注目されていたテスラの業績悪化や政治的要因よりメタが大幅な下落をしています。
【参考】今年40%下落したテスラ株、さらに下がる可能性がある理由│Forbes
【参考】トランプ氏、フェイスブックを「国民の敵」と形容 メタ株下落│CNN
特にプラットフォーマーといわれるIT会社は、政治的リスク、カントリーリスクの影響を受けやすい傾向にあります。
企業業績とS&P500の相関性
S&P500の動きは、その構成企業の業績に密接に関連しています。
株価は企業の収益見通しに大きく影響されるため、業績が良いと判断される企業ほどその株価は上昇します。
具体的には、以下のような業績の良い企業が支えています。
これらの企業の業績がS&P500の全体的なパフォーマンスを左右しています。
ChatGPT(AI)を有するマイクロソフト社やGoogleを提供するアルファベット社などは高い収益性を誇り、S&P500全体に占める利益率の割合も高いため、これらの企業の業績が悪化するとS&P500全体の業績が悪化しやすいと言えます。
どちらにしろ、S&P500を構成している企業の健全な成長がS&P500全体を支え、投資家にとっても安心材料となっています。
S&P500の将来予測について
ネット証券や著名なアナリティスト、経済新聞は、S&P500の未来についてさまざまな予測をしています。
S&P500は経済全体の見通しや政策の変更、世界的な事象が影響を及ぼすと考えられています。
代表的な予測として、以下が挙げられます。
- 2024年は世界経済成長の鈍化が予想される中で、株価の大幅な下落を警告
- 政策の変更により市場が安定し、持続的な成長が見込まれるという楽観的な見方
- 新興国の経済発展や技術革新が新たな成長機会を生むという意見
以上は一部の例であり、経済の動向を予測することは非常に複雑です。
【参考】S&P 500予想:上昇のいい流れ!次は 5100ポイント【今夜の見通し】2024/4/24 │外為どっとコムマネ育ch
【参考】妄信すると痛い目見る「S&P500」超不都合な真実│東洋経済
【参考】米国株】S&P500が5,000ポイント突破後も上昇継続か │ マネクリ
投資は、ネット証券やエコノミストたちの意見を参考にしつつも、自分で情報を収集し、冷静な判断を下すことが大切です。
異なる意見を参考にしながら、自分の投資戦略を慎重に計画しましょう。
S&P500下落時の投資戦略
S&P500が下落する時期に適した投資戦略を詳しく解説します。
たむもNISAでS&P500に投資しています。
市場が不安定なときこそ、適切な戦略が重要となります。
それぞれ詳しく解説していきます。
ダイバーシフィケーションで資産を分散
市場が下落する中で、ダイバーシフィケーションで資産を分散させることは非常に大切です。
分散投資はひとつの市場や資産に集中投資することのリスクを避け、安定したリターンを目指す戦略です。
- 株式だけでなく、債券や不動産、商品など異なる資産に投資する
- 地域ごとに投資を分散させ、世界各国の市場に分散して投資する
- 成長株と価値株のバランスを取りながらポートフォリオを組む
これにより、市場の変動に対してポートフォリオが安定し、長期的な成長を期待できます。
たむはNISAでコア資産を運用しながら、仮想通貨で攻めの投資を行っています。仮想通貨はボラリティー(価格の変動)が激しいですが、積立投資でリスク軽減が可能です。
逆張り株式の魅力とリスク
逆張り投資とは、市場の一般的な動向に反して行動する投資戦略です。
価格が下落している株式を購入し、将来的に価格が回復することを期待する方法です。
逆張り株式の魅力とリスクがあるので、適切な判断が必要です。
逆張り株式の魅力 | ・低評価で過小評価されている資産を安価で購入できる ・市場が回復した際には大きな利益を期待できる |
逆張り株式のリスク | ・市場がさらに悪化するリスクがあり、損失を拡大する可能性がある ・回復するまでの時間が予測できず、長期間の資金が拘束される |
逆張り投資は、市場分析とタイミングが大切であり、慎重な判断が求められます。
NISAを利用している人は、逆張り株式は向きません。分散投資が効果的な対応方法となります。
分散投資でリスクを軽減
分散投資は、投資リスクを減らすために非常に有効な戦略です。
ひとつの資産に依存しないことで、市場の変動に対するリスクを分散できます。
多角的な投資アプローチによって、一部の市場や資産が下落しても、他で損失をカバーすることが可能です。
分散投資の具体的な方法としては、以下のような投資戦略があります。
これらの戦略は、市場の不確実性に強いポートフォリオを構築し、長期的な投資成果を目指します。
分散投資を通じて、資産を保護し、穏やかな投資経験を実現できます。
新NISAでは、以下の戦略で分散投資が可能です。
▼▽▼ NISAによる4つの投資戦略 ▼▽▼
両方でコア資産
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たむは今までS&P500のみを投資していましたが、2024年3月から全世界株式に分散して投資するようになりました。
2024年5月最新
2024年5月最新
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S&P500下落時の投資家心理
S&P500が下落する際の投資家の心理と、それに基づいた行動をご紹介します。
市場の動揺時には、投資家の感情が大きく影響を与えることがあります。
一般投資家や少額投資している人も影響されやすいので、注意しましょう。
パニック売りとその影響
市場が急激に下落すると、多くの投資家がパニックに陥ります。
この状態で行われるパニック売りは、市場のさらなる下落を引き起こす原因となることがあります。
パニック売りは感情的な反応であり、冷静な判断が欠けているため、投資家にとって不利な結果をもたらすことが多いです。
購入タイミングを見極めるためのポイント
市場が下落している時は、購入のチャンスでもあります。正しいタイミングでの購入が成功の鍵を握ります。
購入タイミングを見極めるためのポイントは以下の通りです。
これらのポイントを考慮することで、市場が不安定な時期でも効果的に投資機会を捉えることができます。
市場の動向を客観的に分析し、感情に流されず、戦略的な投資判断を下すことが大切です。
S&P500下落時の対応方法【新NISA利用者や投資初心者向け】
新NISAをしている人で、S&P500に投資している人は下落すると不安ですよね…僕もです!
新NISAや投資初心者の方で、S&P500に投資している人は「下手に売却せず、積立投資を継続させる」ことがおすすめです。
そもそもNISAは積立投資を前提とした長期運用が適した制度です。
そのため、一喜一憂せずに継続して毎月一定額を投資することが大切です。
S&P500は過去30年を見ても右肩上がりで成長しています。そのため、最低でも10年以上は投資を続けることが大切です。
S&P500指数のチャート【リアルタイム】
データ分析によるS&P500下落要因の探索【中級者向け】
S&P500の下落要因を詳細に探るために、データ分析を活用して過去の事例と現在の状況を比較します。
市場の動向を理解することは、未来の投資戦略を立てる上で非常に重要です。
過去の金融危機との類似性
過去の金融危機を分析することで、現在の市場下落の背景にある類似点を探ります。
具体的には、以下の金融危機が参考になります。
これらの金融危機では、過度の投機、信用の過剰拡大、政策の失策が主な原因でした。
現在の市場下落とこれらの事例を比較することで、潜在的なリスクを早期に特定し、対策を講じられます。
現在の米国経済状況との比較
現在の経済状況を過去のデータと比較し、その影響を分析します。
これらの経済指標を基に、S&P500の現在の動向がどの程度通常の範囲内か、またはそれが異常なのかを評価します。
2024年は米国経済の底力が健在であり、高いインフレが起こっており、インフレを抑えるために連邦準備制度理事会が金利を大幅に上昇させています。
金利が上がると、ドル高・株安に転じやすいですが、米国に至っては経済状況が活況と見られます。
S&P500が下落する要因には、S&P500を牽引する大型ハイテク株が急落も影響しています。決算発表が多い4月は下落要因にもなりやすいので、注視しましょう。
【参考】【米国株】今週から2024年第1四半期決算、S&P500のEPS予想は、前年比で3.93%の増益│マネックス証券
NISA暴落対策は金や仮想通貨への分散投資がおすすめ!
NISAで購入できる日経255やS&P500の暴落対策は、株式以外の資産への分散投資です。
金は現物や先物取引など投資初心者に手が出しにくいですよね…
そこでおすすめなのが、ビットコインをはじめとした仮想通貨です。
今後、仮想通貨は魅力的な資産のひとつとして期待されているため、今のから積立投資するのがおすすめです。
コインチェックは暗号資産交換業登録済みのため、安心して取引できます。
コインチェックは1日あたり約300円から積立可能です。入金から購入まで全て自動でできて、購入単価を引き下げ、長期で安定した投資ができます。
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まとめ
S&P500がどこまで下がるか、気になる方も多いと思いますが、インデックスファンドも含めて株の世界は価格が上がったり、下がったりするものです。
そのため、S&P500が下がってしまったから、すぐに売却することはおすすめしません。
特にNISAなど長期運用や積立投資にメリットがある制度を用いている場合、一喜一憂せずに毎月定額を投資し続けることが大切です。
NISAでも人気の高いS&P500は、高い年利で短期間で資産を増やせる一方で、下落すると損失も大きくなる可能性があります。