たむの暮らし運営局は沖縄県に拠点を置き、沖縄県が抱えるさまざまな社会問題の解決に向けて、取り組んでおります。
その一環として、「たむの暮らし」はSMART・LIFE・PROJECT(以下、スマート・ライフ・プロジェクト)に賛同し、参画団体に登録されたことをご報告いたします。
目次
「全国一の長寿県」と言われた沖縄県の現状
1975年以降、沖縄県の女性の平均寿命は全国一を維持し、男性にも関しても1980年、1985年は全国一を記録していました。
しかし、2022年12月23日に厚生労働省が発表した「都道府県別の平均寿命」では、沖縄県の男性平均寿命が80.73歳で全国43位(ワースト5位)、女性平均寿命が87.88歳で全国16位の結果となっています。
たむの暮らしが取り組む 3つのアクション
こうした沖縄県の現状を踏まえて、本サイトで得た収益の一部を以下の取り組みに活かす活動を行ってまいります。
受動喫煙のない沖縄県を目指す
2019年の沖縄県の喫煙率は全国12位となっており、決して喫煙率が低いとは言えません。
また、厚生労働省が定期的に行う「国民健康・栄養調査」の一部で公表されている健康に関する生活習慣の状況によると、喫煙率と年収には相関関係がある(※)と言われており、世帯年収が高いほど喫煙率は低くなり、年収が低い人ほど健康診断を受けず、喫煙率が高い傾向にあります。
※喫煙率と年収の相関関係については諸説あります。
沖縄県の平均年収は約380万円であり、47都道府県中46位とワースト2位となっており、全国平均よりも約100万円も年収が引く、男女の年収格差も全国で最も小さいことから、沖縄県全体に占める低年収の割合が多いと言えます。
こうした現状を踏まえて、たむの暮らしでは「受動喫煙のない社会を目指す」取り組みの一環として、「個人の稼ぐ力」を強化し、「スキルアップ」を図っていく情報発信を行っております。
また、たむの暮らし運営局の運用スタッフは、沖縄県が取り組む「たばこの健康影響に関する知識の普及啓発」である「全国統一けむい問模試」の受講や事務所内に啓蒙ポスターの掲載を行っております。
【参考】国民生活基礎調査による都道府県別喫煙率データ
【参考】国民健康・栄養調査│厚生労働省
適切な食生活で健康寿命を目指す
沖縄県の健康寿命が下がっている要因の一つに、沖縄県の食文化が指摘されています。
沖縄県が実施した「県民の健康・栄養調査」では、20歳以上の肥満者の割合が男性41.6%、女性24.8%とそれぞれ全国平均を上回っています。
特に30代、40代、50代の男性の肥満者の割合が50%を超えており、男女とも野菜の目標摂取量350gを食べないことが明らかになっています。
また、飲酒量も全国平均よりも高く、アルコール疾患者が全国に比べて高いと言われています。
たむの暮らしでは、こうした現状を踏まえて、シークワサーやサジー、琉球もろみ酢、長命草といった健康食材に注目しつつ、健康寿命が伸びやすい暮らしのあり方の情報を発信していきます。
【参考】令和3年度県民健康・栄養調査について│健康おきなわ21
適切な運動で健康寿命を伸ばす
沖縄県は公共交通機関が限られており、多くの住民の移動手段がマイカーに依存しています。
そのため、普段から歩く習慣が生まれにくく、沖縄県の平均歩数は男性が7214歩、女性が5824歩と全国平均よりも少なくなっています。
また、意識的に健康を心がけている人の割合も男性37.3%、女性32.2%と低い水準に留まっています。
こうした現状を踏まえて、たむの暮らし運営局では、少しでも運動に関する興味関心を持ってもらうため、毎年開催される日本最南端のマラソン大会「石垣島マラソン」への参加の呼びかけを積極的に行っております。
喫煙と年収の相関関係に注目し、「個人の稼ぐ力を育成する」情報発信
沖縄由来の健康食材に注目しつつ、誰もが健康的かつ文化的な暮らしを実現できる、暮らしのノウハウ情報
毎年開催される日本最南端のマラソン大会「石垣島マラソン」への参加促進